【酒】近江米のしずく
このところ、気が滅入るようなニュースばかりで少し落ち込んでいます。
特に衝撃が大きかったのが京都アニメーションの放火事件です。
これまで、京都アニメーションの作品は随分観てきましたし、たくさんの感動や元気をもらってきました。
今回の事件はあまりに理不尽で、あまりにやるせなく、このニュースを見てからしばらく他のことが考えられなくなってしまいました。
僕のようなちっぽけな人間には、ただ祈ることしかできません。
せめて亡くなられた方々の魂が安らかでありますように。
命を取り留めた方々、ご遺族、その他すべての関係者の身体と心が一日でも早く快復しますように。
とにかく悲しくて悲しくて、もう酒でも飲まなきゃやってられないってことです、はい。
滋賀県の北島酒造株式会社で造られている純米吟醸酒を飲みました。
近江米のしずく
アルコール度数17度、精米歩合55%
箱のデザインも凝ってて良い感じですし、瓶の立ち姿もなんだかきれいで良いですね。
飲んだ感想を一言でいうと、すごく真面目でバランスの良い純米吟醸酒という感じでしょうか。
強すぎない吟醸香に米の甘い香りが混ざっています。
若干、形容しがたい臭みのような香りも感じましたが、これは何らかの劣化に由来するものなのでしょうか。よくわかりませんが、それほど不快なにおいでもなかったです。この酒の個性として受け入れられるレベル。
米の甘味とうま味、そしてアルコールの苦味と刺激が良いバランスで共存しています。
突出した個性は感じないけれど、静かな気持ちで飲める良い酒でした。
この酒を飲みながら、京都アニメーションの『氷菓』を観ました。
前から大好きで、ブルーレイを買いたいけど値段的に足踏みしていた作品だったのですが、今回の事件を受けて、自然と手が動いて注文していました。
原作も全部読んでいますし、アニメの表現も非常に美しく、改めて素晴らしい作品だなとしみじみしてしまいました。
亡くなられた方の中には『氷菓』の監督を務めた武本康弘さんもおられたようです。
あんまりです。
言うべき言葉が見つかりません。
僕はせめて、これからもずっと京都アニメーションの作品をはじめとした数々のアニメを好きでい続けようと思います。
終わり
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