転職したけどもう辞めたくなってしまった件について
新年あけましておめでとうございます。
更新するのがえらく久しぶりになってしまいました。前回の更新が8月9日だから、5か月近く放置していたことになりますね。
その間、国内国外問わず色々なことがありましたが、依然として世界的に最大の懸念事項は新型コロナウイルスの蔓延であることは間違いないでしょう。
日本国内でも感染者数は増加し続け、終息する気配すらありません。政府の対応は後手後手で、事態を終息させる気があるとすら思われません。
だからさ、前にも書いたかもしれないけど、「金の問題は政府が全部何とかするから、頼むからステイホームしてください」ってやれば良いんだって。
日本政府にはそれができるだけの能力があるし、今の日本は経済的にも財政的にも、もっと言えば道徳的にもそれが許される状況にあることは、少し考えればわかることです。
まあ、菅さんにそんな度量があるわけもないので言うだけ無駄ですが。
とかなんとか、世間的に大変な状況ではありますが、個人的にも最近色々あって大変でした。
まず、わたくし、転職いたしました。
まさか、再就職してから1年も経たないうちに再々就職するはめになるとは……。
しかも、信じられないことに、再々就職先が既に嫌になりつつあります。もうだめですね、人として。早く死にたい。
辞めたかったわけじゃないのに
そもそも、僕が公務員やってたことは前に書きましたが、その後の再就職先は某ドラッグストア併設の調剤薬局でした。
その会社は、北陸を中心に展開していて、最近全国的にもかなりの勢いで出店している会社です。
僕が配属された店舗は、処方箋の受付枚数こそ1日あたり40~60枚と、それほど多くはなかったのですが、薬剤師の人数が通常2人、他店の状況によっては1人になることもあり、患者の密度次第ではかなり忙しくなることもある場所でした。ついでに施設の処方箋も受けていたので、合間合間でその調剤もしなくてはならず、決して楽な職場ではなかったと思います。
調剤未経験で入ったので、覚えることは山ほどありました。
調剤方法や薬の知識、保険請求上の知識に加え、ドラッグストアですから、OTCの勉強も必要でした。ですが、それ自体はそれほど苦ではなく、久しぶりに薬の勉強をガチでやるのは楽しくすらありました。
また、一緒に仕事する薬剤師や医療事務は気の良い人ばかりで、忙殺されながらも結構楽しく仕事していたのです。
ですが、残念ながら本部の人達とは仲良くできませんでした。というか、現場の薬剤師と本部の言い分はいつも対立していて、ほとんどの場合において現場には不満がくすぶっており、直接バチバチのやり取りが発生することもしばしばでした。他所のエリアは知りませんが、少なくとも僕のいたエリアではそうでした。
僕自身、エリアマネージャー的立場の人(薬剤師ではない)と随分話し合いの機会を持ちました。
彼らに対して言いたいことは山ほどあります。彼らのやったことをこの場でぶちまけて告発してやりたい気持ちもあります。彼らはそれほどのことをやっていたという確信があります。
まあ、ここでぐちぐち言ってもなんにもならないから、やりませんが。
辞めることになった原因はその辺のコミュニケーション上の不和にあったと言えるでしょう。
簡単に言うと、僕は上から命じられた業務内容に反発したのです。一応言っておくと、その業務に反発したのは僕だけではありません。常識ある薬剤師なら反発して然るべき業務内容でした。
で、当然会社としては説得を試みますよね。
で、なんやかんや話し合った末に、平行線でどうにもならんという結論に至りました。
で、その後間もなく、引っ越しを前提とする遠方への異動を命じられました。
実際には人手不足を補うための異動というまっとうな理由もあったようなのですが、当時の僕としては、懲罰人事的な側面があると感じざるを得ませんでした。
そもそも僕は入社時に引っ越しはNGであることを伝えていました。とはいえ、正式に契約書に記載されていたわけではないので、その点はこちらにも非がありますが。
しかしながら、そこは僕にとっては譲れない一線だったのです。
で、当然会社としては説得を試みますよね。
で、なんやかんや話し合った末に、平行線でどうにもならんという結論に至りました。
で、一会社員として、業務命令に逆らってばかりでは申し訳が立たないということで、自分から退職願いを出しました。
職場環境自体は悪くなかったし、給料も良かっただけに残念極まりない結果でした。
客商売に向いてない
とまあ、そんな感じで辞めるに至ったわけですが、実はこの時点で自分は調剤という仕事に向いていないという確信がありました。
簡単に言うと、僕は患者に対して献身的な気持ちになることができなかったのです。
次から次へと処方箋を持ってきて、当たり前のようにわがままなことを言ってくる患者たちに対して、憤りを覚えることすらあったほどです。
もちろん、気の良い人もたくさんいました。けれど、あまりにも理不尽な怒りやわがままをぶつけてくる人もたくさんいました。
例えば、一目見て混雑しているとわかる状況で、「錠剤一つ出すのにいつまで待たすの」とか言って怒ってる人が結構いるわけです。
そんな人に対して、「待ってるのはお前だけじゃないんだよ。錠剤一つの患者ばかりじゃないんだよ。順番にやってるんだから黙って待ってろ!」と叫びたいのをぐっと堪えて愛想笑いでなだめすかしながら調剤する日々……。
その程度なら可愛いもんで、もっとびっくりするような理不尽さで怒鳴りつけられることもありました。
要するに僕はそういうのに耐えられる精神構造ではなかったのだと思います。
懲りないやつ(自分)
この時点で調剤は向いていないとわかっていたくせに、再々就職先にはまたしても別のドラッグ大手を選びました。今度は、中部地方を中心に展開している一族経営の会社です。
せっかくだから調剤の勉強をもう少ししっかりしたいという思いがあって、向いてないけど働けないほどではないと、甘いことを考えてしまったのです。
何故ドラッグかというと、単純に給料が良いのと、調剤室だけの薬局では狭すぎて、精神的にしんどくなるのが目に見えていたからです。
今現在、再々就職して2ヶ月になりますが、残念なことにというべきか、案の定というべきか、既にして辞めたい気持ちになっております。
自分の中で気持ちを整理するために、辞めたい理由を列挙しておきましょう。
1.女性率が高いこと。前職場では薬剤師は男性率が高かったのですが、今の職場は圧倒的に女性が多いです。入ってみて思ったんですが、僕は女性職場で働くの無理みたいです。完全にイメージでの発言になるので、怒られるかもしれませんが、女性って男よりもまじめで、優等生で、言われたことはきっちりやらないと気が済まない人が多いんですよね。正直言って一緒に働いていて疲れます。多分向こうも僕みたいな適当なやつが入ってきて、困惑していることでしょう。
2.営業時間が長すぎる。1日の営業時間12時間ですよ。マジかよって思いましたね。日祝関係なく12時間です。マジかよ。
3.枚数がアホほど多い。100枚超える日もざら。マジかよ。
4.患者の我儘度が前職よりもワンランク上。
5.閉塞感があって基本いつもピリピリした雰囲気の調剤室。
こんなところでしょうか。
正直言ってしんどい。よくこんな環境で平気な顔してみんな働いてんなって思います。
というわけで、事ここに至ってようやく理解しました。自分調剤無理っすわ。
理解すんのおせーよ。
転職エージェントは便利だけど
そんなこんなで、もう長続きしねーなということを確信してしまったわけですが、最後に、転職する際にお世話になった転職エージェントについて書いておこうと思います。
前職に就くときにお世話になったのはマイナビ薬剤師です。紹介求人数はめちゃくちゃ多いってわけではないけど、それなりの数でした。薬局とドラッグがメインで、病院も少しはあるって感じ。
担当者と直接面談しながら色々教えてもらえたので、個人的には悪くない印象です。
現職のときにお世話になったのはエムスリーキャリアです。紹介求人数はマイナビよりも多かったです。やっぱり薬局とドラッグがメイン。その他企業も少しはって感じですね。
この時はコロナの影響もあって、直接面談とかはなく、全部電話でのやり取りだったので、要領を得なくて面倒でした。
実はエムスリーキャリアにはそれほど良い印象がなくて、担当者の方が調子の良いことばかり言ってる気がしました。具体的なことに言及するのは避けますが、あまり誠実な感じは受けませんでした。
結局はどんな担当者に当たるかということだと思うのですが、私がどちらかを勧めるとしたらマイナビですね。
というか、転職サイトなんて利用しなくても転職できる伝手なりなんなりがあるのであれば、それに越したことはないでしょう。会社によっては仲介業者通さずに新規入社した人には祝い金として50万とかありましたから。
今年が去年より良い年になることを祈って
新年早々、辛気臭い記事を書いてしまいました。
残念ながら去年は世間的にも個人的にも碌なことがない1年だったと言えるでしょう。
1年後の今頃、この1年は大変だったけど充実していたなあとか、単純に良い年だったなあとか振り返りたい。
最近わりと本気で早く死んでしまいたいと思うようになってきましたが、どうせまだまだ死ねないので、頑張って生きるしかない。
なんで生きてるだけでこんなにしんどいんだ。植物か深海魚になりたい。
まずい、最後まで辛気臭くなってしまった。
皆さん、今年も頑張って生きましょう。
終わり
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