生存報告2023

すごくどうでもいい話

いつの間にか年も明けて、2023年となりました。

前回更新したのが去年の9月だから、4か月近く放置していたことになるんですね。てか去年2回しか更新してないので、もはや存在意義があるのかどうかもわからない当ブログですが、一応年に数回は自分の気持ちを文章に残したい気分になるので、細々と続けていくつもりではあります。

さて、この4か月の間にも色々なことがありました。

新型コロナも流行の波は8回を数え、いつになったら終わるんだとか、もうこれ、ずっと終わらない(終息せずに定着しちゃう)んじゃないかとか、考えている今日この頃です。

一応、発生届の対象者が限定されたり、検査キットで陽性になった人は一部除いて自分で陽性登録するシステムができたりで、行政の負担は少なくなってはいます。

私の所属する保健所では、派遣職員を大勢いれて、コロナ対応にあたってもらっているので、だいぶ通常業務に集中できる環境が戻りつつあります。

また、近々感染症法上の分類を5類に変更するとかしないとかいう話もニュースになっているみたいで、そうなれば行政の負担はさらに減ることになるでしょう。

ただ、それは行政の負担が減るだけのことで、患者の数が減るということではないです。

言ってみれば、行政が(というか国が)匙を投げるということで、今以上にコントロールが効かなくなる状況が現れてしまったとき、感染した患者とかその周囲の人間、医療機関に従事する人間はどうすればええんじゃい、という話ではあります。

現状にしても、保健所の負担は減っていますが、その減った分の仕事は別の窓口の人に投げられているわけで、社会全体でみれば、まだまだコロナに振り回される状況は続くのであろうなと思わずにはいられません。医療機関も患者が多すぎてかなりやばい状況だという話も耳にしますし。


そんでまあ、そんな状況を見るにつけ、いつもの疑問というか、憤りというか、如何ともしがたい感情が湧いてくるわけですよ。

いったいこの国はどうなっとんじゃい!

てさ。

本当に疑問なんですけど、この数年間のコロナ騒動を経て、ここ数十年の方針が全面的に間違っていたということが誰の目にも明らかになったと思うんですが、なんで改善しようとしないんでしょうか。

行政的にも医療資源的にも、危機に対応できるだけのキャパが全く足りていないということが明らかになったはずではないのでしょうか。

保健所の数を減らしすぎて、職員の数も少なすぎて、コロナに対応できなかったので、今後はもっと計画的に増やしていきますとか、医療関係の設備とか人材に国としてがんがん投資していきますとか、そういう議論が全然聞こえてこないのは不思議としか言いようがないです。

(私の耳に入ってないだけで、議論してるのかもしれないし、少しずつ努力はされてるのかもしれないですけどね?もしそうならごめんて感じですけども。)

保健所の職員なんてコロナみたいな危機が起こらなくても、通常業務すら全く手が足りないくらい人減らされてんだぜ。正直言って馬鹿じゃねーのって思います。誰だよ、うちの県の職員こんな減らして組織体制ボロボロにするような判断したやつ。当時の知事かな。小一時間くらい問い詰めたいですわ。マジで。


そんでさ、ここ最近何が話題になってるかっていうと、防衛費とか、子どものための予算を捻出するために増税するとかいう、お定まりの議論ですよ。

もはや議論とは言わないですけどね、こんなもの。


防衛費の増額は必要です。子育ての支援も、医療・福祉も、インフラ整備も、科学研究も、何もかも予算を大幅に増やす必要があると思います。

じゃあ、その金どっから出てくんだ、というと、それは国債以外にあり得ないわけですね。

国債発行して全部やりましょう

て言えば、それだけで終わる話なんですよ。

前にもなんかの記事で書いたことあるけど、今の日本は財政赤字が少なすぎる状況なので、もっと増やさないとだめだってことね。


その辺の話は、私の大好きな評論家であり、官僚でもある中野剛志さんの動画や著書を見れば全部理解できるわけですが、年末に中野さんが三橋TVに出演している動画がアップされていたので、参考に貼っておきます。

【年末特番】中野剛志先生が新刊を解説!世界的インフレの混乱は経済学者の手に負えない!?(前編)
(三橋TV)
【中野剛志先生 年末特番】なぜ日本の政治家は財政出動をしないのか?資本主義の仕組みを完全解説!(後編)
(三橋TV)

税は財源確保の手段ではなく、財源破壊の手段であること。

資本主義とは、銀行の信用創造機能があるから成立する経済システムであり、それを否定する(国債の発行を否定する)ことはもはや資本主義ではないということ。

相変わらずわかりやすいし、すごく重要なことを言っていると思います。

信用創造機能があるから、国債を発行できるから、世の中に流通する貨幣の量が増えて、経済成長できるということね。

封建領主的な経済・財政運営だと、限られたパイの中で全部やりくりしないといけないから、奪い合いになるし、経済成長できないという話。

そして、封建領主的な経済・財政運営とはまさに、現代でいう、健全財政論者・緊縮財政論者的な経済・財政運営だよねって話。

動画の最後で、中野さんがよく聞かれる質問に回答しています。

どうして日本は経済成長しないのか。どうして健全財政論者は積極財政論者の言うことを聞こうとしないのか。

それは、彼らが封建主義者だからだよ。

ということで、非常に単純明快な回答でした。

実際、彼らは中世の封建領主的な世界観を理想だと思っているんじゃないでしょうか。

よくラノベとか漫画に出てくる、庶民から搾取して私腹を肥やす悪徳貴族的なイメージですね。

多分健全財政論者の人たちって、そうやって庶民から搾取して、自分たちだけが得をする世界を作りたいと本気で思っているんじゃないかと思います。

そうじゃなかったら、これだけ庶民が苦しい思いをしている世の中で、おいそれと増税の話なんかできるわけがないんですよ。

しかも何の大儀名分もない増税をですよ。

おそらく、この方向性が行くとこまで行ったら、民衆がブチ切れて、暴力で全部解決しようとする状況が出現しちゃうんじゃないでしょうか。

要するに、バランス感覚を欠いているわけですよ、彼らは。

自分たちが甘い汁をすすりたいにしても、もうちょっと節度を持って、上手いことやれよと。そう思います。


私は、この国の未来に何の希望も抱けなくなっているので、早く死にたいし、年が明けても何一つめでたい気分にならないんですが、昔中野さんが何かの動画で言っていたジョークを思い出して、今年も何とか生きていこうと思います。

大丈夫大丈夫、来年よりは良い年だから!

(細かい言い回しは覚えてないですけどね。)





終わり